HOME>モレールス |
 |
パウルス・モレールス
(Paulus Moreelse)
1571年〜1638年
オランダ
|
| 美しき女羊飼い |
パウルス・モレールスは、オランダ、ユトレヒトの画家です。
建築家としても名声を博しました。
モレールス
(Moreelse)
『美しき女羊飼い』
|
|
遠目からは、
黒の背景に黄色の衣服がまず目を引き
近づいていくと、
彼女の美しい顔と強いまなざしに心奪われます。
更に、大胆にはだけた胸元に目を奪われます。 |
|
|
モレールスの「美しき女羊飼い」の本物は、
アムステルダム国立美術館に所蔵されています。

パウルス・モレールスは、生涯にわたり「女羊飼い」の美しさに魅せられ、
多くの作品を残しました。
大胆にあけられた胸元や絵を観る者を凝視しているかのような鋭いまなざしは、
モレールスが彼女を単なる女羊飼い」として描いたのではなく
「別の何か」を示唆したことを想像させます。
この絵は日本にも来日しました。
国立西洋美術館「レンブラン ト・フェルメールとその時代展」に
「美しき女羊飼い」が展示されていました。
なんとなく魅力的な、脳裏に残る絵でした。
まず、この絵の前に立つと
その鮮やかな色彩とその美しい顔
そして、何よりも彼女の鑑賞者を見る強いまなざしに、
しばし足をとめられます。
一見、神話の世界かと思いましたが、
そうではないことが、大胆にあいた胸元でわかります。
(最初は我が目を疑いました)
この時代によくある神話の登場人物に模した肖像画、
というよりも風俗画だったのしょうか。
花飾りや顔のこまかく緻密な描き方に対し
肩かけから衣装の粗い描きかたの落差が暗い背景とあいまって
顔に視線を誘うようにつくられているように思います。
モレールスはイタリアに滞在していたこともあるそうで、
古代イタ リアを理想として描くアルカディア絵画(ベネチアなどで盛んでした)を
オランダで創始した画家として重要な位置付けだそうです。

|