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エドガー・ドガ
(Edgar Degas)
1843年7月19日〜1917年9月27日
フランス
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| 舞台の踊り子 |
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ドガ
(Degas)
『舞台の踊り子』
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画家が旅行先のアメリカから帰国した1873年から、
頻繁に手がけられるようになる≪踊り子≫を主題に描かれた作品です。
本作で最も目を惹きつけるのは、舞台上で軽やかに舞う踊り子であり、
舞台に設置される人工的な光に下半身から上半身に向かって
照らされる踊り子の表現は、秀逸の出来栄えを示しており、
画家が得意とし、しばしば自身の作品で取り上げ表現した人工光の描写は、
本作において斬新かつ効果的に舞台上の踊り子を引き立たせています。
また対象が瞬間的にみせる肉体の運動性や躍動感、
踊り子の衣装の絶妙な表現も本作の注目すべき点のひとつです。
本作では、観者が踊り子を上から見下ろすという
非常に大胆な構図が用いられているが、
これは日本の浮世絵の奇抜な構図構成に影響を受けた為です。
画面奥には踊り子らのパトロン(夜会服の男)と、
出番を待つ脇役の踊り子の姿も描かれており、
舞台上で繰り広げられる華やかな世界とは異なる、
厳しいバレエの現実世界も、ドガは容赦なく画面の中に描き出しています。 |
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ドガの「舞台の踊り子」の本物は、
オルセー美術館に所蔵されています。
ドガ
(Degas)
『靴下を直す踊り子』
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踊り子の一瞬見せた何気ない動作を
永遠化するドガの素描力。
舞台前の彼女の緊張感が
伝わってきますね。 |
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ドガの「靴下を直す踊り子」の本物は、
個人が所蔵されています。
ドガ
(Degas)
『エレン・アンドレ』
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この作品のモデル「エレン・アンドレ」は
プールヴァール演劇の
パントマイムが得意な女優です。
オルセー美術館所蔵の名画
「アブサント」も彼女を
モデルに描きました。 |
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ドガの「エレン・アンドレ」の本物は、
個人が所蔵されています。
ドガ
(Degas)
『ダンスの稽古』
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ドガは踊り子一人一人の動きや
挨拶の仕方に個性を表現するため、
多くのデッサンや習作を描いてきました。
稽古場のきびしいレッスンの様子を
表した一枚です。
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ドガの「ダンスの稽古」の本物は、
個人が所蔵されています。
ドガ
(Degas)
『楽屋の踊り子達』
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ドガはオペラ座に自由に出入りし、
稽古にも立ち会って、
そこでデッサンをし
色彩や動きのメモをとり
アトリエでまとめて行きました。
舞台前の踊り子達の興奮した様子が
伝わってきますね。 |
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ドガの「楽屋の踊り子達」の本物は、
オルセー美術館に所蔵されています。
ドガ
(Degas)
『踊り子 ピンクとグリーン』
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ドガは1880年頃から
踊り子の画家と呼ばれます。
その中での色の対比の
美しい一枚です。 |
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ドガの「踊り子 ピンクとグリーン」の本物は、
メトロポリタン美術館に所蔵されています。
生涯
1834年、パリに銀行家の息子として生まれました。
「ドガ」(de Gas)という貴族風の苗字を持ちますが、
ドガ家はフランス革命後に勢力を伸ばした新興ブルジョワで、
エドガー・ドガの生まれた頃にはさほど裕福ではなかったそうです。
ドガは1855年、エコール・デ・ボザール(官立美術学校)で
アングル派の画家ルイ・ラモートに師事しました。
1856年、1858年にはイタリアを訪れ、古典美術を研究しています。
ドガは通常印象派の画家の一員と見なされています。
確かに彼は1874年以来、印象派展にたびたび出品し
(全8回の印象派展のうち、第7回展以外のすべてに参加)、
1862年にマネと知り合ってからは「カフェ・ゲルボワ」の画家グループにも参加していました。
しかし、光と影の変化をキャンヴァスに写し取ろうとした
モネのような典型的な印象派の画家たちと異なり、
ドガの制作の基盤はあくまでもルネサンスの巨匠やアングルの画風にありました。
古典的手法で現代の都会生活を描き出すことからドガは
「現代生活の古典画家」と自らを位置付けました。
彼の作品には室内風景を描いたものが多いです。
野外の風景を描いたものは、競馬場など人々の多く集まる場所に限られ、
彼の関心の対象は徹底して都会生活とその中の人間でありました。
殊に踊り子と浴女を題材にした作品が多く、
彼女らの一瞬見せた何気ない動作を永遠化する素描力は秀逸です。 |
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浴盤 |
1890年代に入ると、ドガの視力は急激に衰え、油絵は描かなくなってゆきます。
その代わりに記憶の中の風景をパステルで描き始めます。
伝統的基礎訓練を受けたドガのデッサンは見事です。
| また、ドガは踊り子などを題材とした彫刻作品も残しています。 |
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踊り子のブロンズ像 |


〜くろいぬの豆知識〜
『ドガに影響を与えた北斎漫画』
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江戸時代後期の画家、葛飾北斎(かつしかほくさい・1760〜1849)は、
自ら“画狂人”と称するほど終生描くことに情熱を燃やし、
90年に及ぶ人生を画業一筋に歩みました。
このような北斎の尽きることのない探究心が盛り込まれているのが
『北斎漫画』全十五編であり、
不朽の名作《富嶽三十六景》と並んで彼の代表作とされています。
『北斎漫画』でいう漫画とは、現代の漫画の意とは異なり、
漫然と筆のおもむくままに描いた図画の意味合いです。
北斎55歳から没後にかけて版行されたこの木版手刷本には、
人物、風俗、動植物、建物、風景、歴史、妖怪変化など
約4000図にのぼるあらゆるモチーフが
生き生きと描かれており、
北斎芸術の骨格を成すものといえます。 |
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北斎漫画 |
また、『北斎漫画』は、彼の門人はもちろん大名から庶民まで
多くの人びとに大好評を博しただけでなく、
遠く海を越えてヨーロッパの芸術家たちも魅了し、
マネやドガを始めとする印象派の画家などに多大な影響を及ぼしました。
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