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レオナルド・ダ・ヴィンチ
(Leonardo da Vinci)
1452年4月15日〜1519年5月2日
イタリア
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| 最後の晩餐 |
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レオナルド・ダ・ヴィンチは、今日、イタリアのルネサンス期を代表する万能の天才として知られています。
絵画、彫刻、建築、土木および種々の技術に通じ、極めて広い分野に足跡を残しています。
「最後の晩餐」や「モナリザ」などの精巧な絵画は、盛期ルネサンスを代表する作品になっています。
こちらでご紹介させて頂く絵は、「最後の晩餐」。
最後の晩餐は、レオナルド・ダ・ヴィンチが、
彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で描いた絵画です。
これはキリスト教の聖書に登場する
イエス・キリストの最後の日に描かれている最後の晩餐の情景を描いています。
ヨハネによる福音書13章21節より、キリストが12弟子の中の一人が私を裏切る、と予言した時の情景です。
絵はミラノにあるレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院の食堂の壁画として描かれたもので、
420 x 910 cm の巨大なものです。
レオナルドは1495年取りかかり、1498年に完成しています。
ほとんどの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つですが、
最も損傷が激しい絵画としても知られています。
また遅筆で有名なレオナルドが3年でこの絵を完成しているのは
彼にしては異常に速いペースで作業を行ったと言えます。
1980年、これを所蔵する教会とともに世界遺産に登録されています。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
(Leonardo da Vinci)
『最後の晩餐』
レオナルド・ダ・ヴィンチの最高傑作「最後の晩餐」
存在自体が奇跡である「最後の晩餐」をぜひ、あなたのお部屋に!
見れば見るほど謎は深まるばかりです。
きっとあなたもその謎の虜になるはず・・・。 |
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レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の本物は、
サンタ・マリア・デラ・グラツィエ教会に所蔵されています。 |
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サンタ・マリア・デラ・グラツィエ教会 |
絵画は当時食堂だった部屋の壁面に描かれており、床から2m程の高から上に描かれています。
一点透視図法を用いて部屋の様子が立体的に描かれており、
ある位置から見ると、絵画の天井の線と実際の壁と天井との境目がつながり、
部屋が壁の奥方向へと広がって見えるよう描かれています。
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一点透視図法の消失点(中心点)は、中央にいるキリストの向かって左のこめかみの位置にあり、
洗浄作業によってこの位置に釘を打った跡が見つかりました。
こめかみの位置に釘を打ち、そこから糸を張ってテーブル、
天井、床などの直線を描いたと考えられています。 |
12人の弟子はキリストを中心に 3人一組で描かれており、
4つのグループがほぼ等しい幅を持つよう左右に等しく配置されています。
これらの配置はまた、背景の分割によってより明確になるよう描かれています。
キリストの顔や手などには未完成と思われる部分もあります。
弟子たちは顔よりも手の形によって表情が表現されており、
様々な手の表現がこの絵画の大きな特徴の一つです。
また、絵の下端に床の縁のようなものが描かれており、
絵の部屋の形状が異様な形をしていることから、
最後の晩餐の様子を演じた舞台の様子として描いているとも言われています。
なお、晩餐の画面の上方にある、紋章や花綱が描かれたリュネット(半月形の装飾)もレオナルドの筆です。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
(Vinci)
『レオナルド・ダ・ヴィンチ全絵画作品・素描集』
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〜くろいぬの豆知識〜@
『”最後の晩餐”の登場人物は?』
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描かれている人物は、以下のように同定するのが通説です。
(向かって左から、顔の位置の順番です)
| ●バルトロマイ |
テーブルの左端、つまりイエスからもっとも離れた位置におり、 イエスの言葉を聞き取ろうと立ち上がった様子に描かれている。 |
| ●小ヤコブ |
イエスと容貌が似ていたとされる使徒。左手をペトロの方へ伸ばしている。 |
| ●アンデレ |
両手を胸のあたりに上げ、驚きのポーズを示す。 |
●イスカリオテの
ユダ |
イエスを裏切った代償としての銀貨30枚が入った金入れの袋を握るとされる。(ただし、マタイによる福音書では、イエスを引き渡した後で銀貨を受け取ることになっていたが、ダヴィンチは、聖書にある「手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る」の表現が難しかったためではないかと言われている。) |
| ●ペトロ |
身を乗り出し、イエスの隣に座るヨハネに何か耳打ちしている。 |
| ●ヨハネ |
十二使徒のうちもっとも年少で、聖書では「イエスの愛しておられた者がみ胸近く席についていた」と記されている。
中性的顔立ちと『ダヴィンチ・コード』の影響からか女性と思われがちだが、それはこの作品を問わずレオナルドに良く見られる画風である。
他の使徒がキリストの言に驚いて慌てた仕草をしているのに対して、この人物はまるでモナリザのように、手を組んで落ち着き、哀しそうな顔をしているように見える。 |
| ●イエス・キリスト |
絵の中央に描かれている。軽くうなだれながら目を軽く開いている。
手はユダと分かち合った皿の上に。 |
| ●トマス |
大ヤコブの背後から顔を出しており、体部は画面ではほとんど見えない。
右手の指を1本突き立てているのは、「裏切り者は1人だけですか」とイエスに問い掛けている姿と解釈されている。
左手はよく見るとテーブルの上に置かれている。 |
| ●大ヤコブ |
両手を広げ大袈裟な身振りをしている。 |
| ●フィリポ |
両手を胸にあて、イエスに訴えかけるような動作をしている。 |
| ●マタイ |
テーブル右端のマタイ、タダイ、シモンの3名は互いに顔を見合わせ、「今、主は何とおっしゃったのか」と問い掛けている風情である。
イエスから離れた位置に座る彼らにはイエスの言葉がはっきりと聞こえなかったのかもしれない。 |
●ユダ
(タダイ) |
暗い表情で片手を挙げ、もう片手は胸に当て、問いかけるような身振りでシモンに向いている。 |
| ●シモン |
手は使徒達に向けられ、その目は彼らを追っている。 |
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〜くろいぬの豆知識〜A
『”最後の晩餐”の歴史』
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500年以上もの期間、この損傷を受けやすい絵画は失われずに残っています。
しかし決して保存のための注意が払われてきたわけではありません。
描かれた当時からこの部屋は食堂として使用されており、
食べ物の湿気、湯気などが始めにこの絵を浸食する原因となりました。
16世紀から19世紀にかけて損傷や剥離部分について
複数回の修復および剥離部分の書き足しなどが行なわれました。
大規模なものは5回記録されています。
この時期の修復は修復者のレベルにばらつきがあり、あまり良い結果を生んでいません。
中には剥離を進ませてしまった修復が行なわれたり、
元々無かったものが書き足されるなどが行なわれた可能性もあり、
レオナルド自身が描いた絵がどの程度残っているのか20世紀末頃まで不明でした。
17世紀には絵の下部中央部分に出入り用の扉がもうけられ、
その部分は完全に失われてしまいました。
17世紀末、ナポレオンの時代には食堂ではなく馬小屋として使用されており、
動物の呼気、排泄物によるガスなどで浸食がさらに進み、
更に、この間、ミラノは2度大洪水に見舞われており、
都度壁画全体が水浸しとなってしまいました。
1943年8月、ファシスト政権ムッソリーニに対抗したアメリカ軍がミラノを空爆し、
スカラ座を含むミラノ全体の約43%の建造物が全壊します。
その際にこの食堂も破壊されたが、壁画のある壁は奇跡的に残りました。
その後3年間屋根の無い状態であり、風雨にさらされないよう、
また、壁だけで倒れないよう土嚢を積まれてはいましたが、
この期間にも激しく損傷を受けています。
建物は設計図が残っていたため、そのまま復元されました。
1977年から1999年にかけて大規模な修復作業が行われ、
1980年にこれを所蔵する教会とともに世界遺産(文化遺産) 登録されました。
その後は複数の扉によって外気との接触を減らし、
観光も人数制限などして保存活動がされています。
20世紀後半まで保存らしい保存はほとんどされておらず、
爆撃の際には壁から3mの位置に爆撃を受けるなどしており、
制作当時に奇跡の絵画と呼ばれたが、現在では存在自体が奇跡だと言われています。
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〜くろいぬの豆知識〜B
『奇跡の絵画”最後の晩餐”を見学するには?』
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見学は完全予約制で、数日前に予め電話をするかチケットの入手が必要です。
また、見学時は予約時間の30分以上前に到着の必要がありますので、ご注意を!
電話予約
(イタリア語か英語のみ) |
電話番号:02 - 8942 - 1146 |
電話受付:月曜 - 金曜 9:00 - 18:00
土曜は - 14:00 |
| 見学可能時間 |
火曜日 - 土曜日:8:15 - 19:00 |
| 日曜日 :8:15 - 20:00 |
| 1/1、5/1、12/25は休館日 |
| 住所 |
Piazza S. Maria delle Grazie 2, Milan |
| 行き方 |
トラム16番が前を通ります。 |
| 地下鉄1号線 コンチリアツィオーネ駅 (Conciliazione) 下車徒歩3分 |
| 地下鉄2号線 カドルナ駅 (Cadorna) 下車徒歩10分 |
| 料金 |
一人 6.5ユーロ |
| 写真撮影 |
ビデオ撮影はどちらも不可 |
| その他注意事項 |
一グループ最大25人までで、見学は15分程度に制限されています。
また、会堂内にある柵の外側からの見学となります。
見学時間は混雑状況によって多少差があります。 |
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