第2群 魚介、肉類、豆・豆製品の取り方
魚介、肉類、豆・豆製品の中では、動脈硬化を予防する為に魚介を優先してとりましょう。肉類は適度に脂肪が含まれている部位を使い、大豆製品は豆腐類がおすすめです。
魚介・魚介加工品の取り方
第1群で6〜8gのたんぱく質をとると、第2群に使えるたんぱく質はかなり限られてきます。その中で更に、魚介、肉、大豆製品に分配してとるわけですが、動脈硬化の予防を考えると、魚介で5割は摂取しましょう。
たんぱく質量で示すと
●たんぱく質40g食・・・10〜11g
●たんぱく質30g食・・・ 7〜8g
が目安になります。
魚をたんぱく質量で分類しますと食べる量の目安が分かります。
四群点数法では魚介と魚介加工品は、1点(80kcal)あたりのたんぱく質量で3つのグループに分けられています。
| 魚Aグループ(たんぱく質量14g以上のもの)・・・食べる量は0・5〜0.8点を目安にしましょう。 | |||
| タラ100g(たんぱく質17.6g)、カツオ70g(たんぱく質18.1g)、マグロ赤身65g(たんぱく質17.2g) 、エビ80g(たんぱく質17.3g)、イカ90g(たんぱく質16.3g) |

| 魚Bグループ(たんぱく質量10g以上14g未満のもの)・・・食べる量は0・8〜1点を目安にしましょう。 |
| ヒラメ65g(たんぱく質13.8g)、アジ65g(たんぱく質13.3g)、スズキ65g(たんぱく質12.9g)、メカジキ55g(たんぱく質11.9g)、はまぐり210g(たんぱく質12.8g) |
| 魚Cグループ(たんぱく質量10g未満のもの)・・・食べる量は1〜2点を目安にしましょう。 |
| サバ40g(たんぱく質8.3g)、ブリ30g(たんぱく質6.4g)、ウナギの蒲焼27g(たんぱく質6.2g)、さんま26g(たんぱく質4.8g)、イワシ35g(たんぱく質6.9g) |
上記をご参考になさってください。
この点数の範囲内ならどの魚介を食べても大丈夫ですよ。
ただし、たんぱく質量は必ず確かめて、摂取目安量を超えないように気をつけましょう。
魚の油には、血栓を溶かし、血中のコレステロールや中性脂肪を下げる働きを持つIPA、DHAなどの多価不飽和脂肪酸が含まれています。
腎不全の人は動脈硬化になりやすいので、その予防の点で肉より魚に比重をおいてくださいね。
中でも、Cグループのイワシ、サバ、サンマ、ブリなどはIPAやDHAが豊富で、特におすすめですよ。
更に、Cグループの魚は熱量点数が高いので、エネルギーを確保するのにも好都合です。
イカやエビ、タコはコレステロールの多い魚介ですが、血中のコレステロールを下げる働きのある成分も含んでおり、むしろ動脈硬化予防にはプラスです。

干物や缶詰などの加工品は塩分やたんぱく質、カリウムも高いものが多いですので、ご使用は控えめになさってくださいね。
練り製品は比較的低たんぱくですので、補助的に使えますよ。
肉・肉加工品、豆・豆製品の取り方
第2群で使えるたんぱく質のうち魚介で5割ほど摂取した残りを、肉と大豆製品で摂取してください。肉は魚と並ぶおかずの主役ですので、たまには魚より多い比率にしても良いと思いますが、基本的には魚を多めにしてくださいね。
たんぱく質量の目安は
●たんぱく質40g食
●たんぱく質30g食
| 肉Aグループ(たんぱく質量9g未満のもの)・・・食べる量は1〜1.5点を目安にしましょう。 | |||
| 牛肩ロース肉35g(たんぱく質6.3g)、豚ひき肉35g(たんぱく質6.5g)、豚ロース肉30g(たんぱく質5.8g)、鶏もも肉40g(たんぱく質7.8g)、鶏胸肉40g(たんぱく質7.8g) |
| 肉Bグループ(たんぱく質量9g以上のもの)・・・食べる量は0.5〜0.8点を目安にしましょう。 | |||
| 牛もも肉40g(たんぱく質8.2g)、豚もも肉45g(たんぱく質9.2g)、豚ヒレ肉70g(たんぱく質16.0g)、鶏胸皮なし肉75g(たんぱく質16.7g)、鶏ささみ75g(たんぱく質17.2g) |
ただし、肉の脂肪は摂取しすぎると動脈硬化を促進させますので、あまり脂肪の多いバラ肉などばかりとるのはよくありません。
たんぱく質30g食では、使える肉の量が30g前後とかなり少なくなります。
野菜類と組み合わせてボリュームを持たせるなど献立を工夫しましょう。
| 肉加工品(1点重量) | |||
| ベーコン20g(たんぱく質2.6g)、プレスハム70g(たんぱく質10.8g)、ドライソーセージ16g(たんぱく質4.1g)、ウィンナーソーセージ25g(たんぱく質3.3g) |
少量でも風味やうまみの添加に役立つ点で重宝な食品ですが、塩分を含みますので、その点を考慮して調味してくださいね。
肉加工品の中でもボンレスハムやプレスハム、ショルダーベーコンなど赤味肉の比率が高いものは、たんぱく質やカリウム、リンが多く含まれていますので控えめになさってください。
| 大豆Aグループ(日常的に使える大豆製品) | |||
| 油揚げ21g(たんぱく質3.9g)、生揚げ55g(たんぱく質5.9g)、もめん豆腐110g(たんぱく質7.3g)、絹ごし豆腐140g(たんぱく質7g)、がんもどき35g(たんぱく質5.4g) |
| 大豆Bグループ(控えめにしたい大豆・大豆製品) | |||
| 枝豆60g(たんぱく質7.0g)、ゆで大豆45g(たんぱく質7.2g)、きなこ18g(たんぱく質6.6g)、納豆40g(たんぱく質6.6g) |
大豆製品はカルシウムやビタミンB1のほか、動脈硬化を防ぐ脂肪酸も多いですので、毎日少しずつでも取り入れてくださいね。
日常的に使えるのは豆腐、油揚げ、生揚げ、がんもどきなどです。
油揚げはエネルギーの補給にもなりますよ。
使える目安量は0.2〜0.5点分ですが、日本人の食生活に深く浸透した食品ですから、時にはもう少し量を増やし、肉などを控える日があってもよいですよね。
粒のまま食べる大豆、枝豆、納豆、また、きな粉などはたんぱく質やカリウムが多いので、使用は控えめにしたほうが無難です。
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