慢性腎不全の原因と症状
慢性腎不全とは、数カ月〜数年をかけて、徐々に腎機能が低下してくる状態です。
慢性的腎機能低下とも呼ぶべきもので、長期間にわたって腎臓の機能が衰えていきます。最終的には尿毒症といわれる状態にまで至ります。

慢性腎不全の原因
慢性腎不全の原因としては、腎臓そのものが原因となる原発性腎疾患によるものと、全身性疾患に伴って腎障害が出現する続発性腎疾患によるもの、さらに尿路閉塞によるものなどがあります。
慢性腎不全の症状
腎機能がしだいに低下していって、尿をつくる糸球体の能力(糸球体濾過値)が正常のときの50%以下となると慢性腎不全と呼ばれます。
そのころまでは、腎機能障害があっても代償されていて、腎機能が低下したことによる症状はみられません。
初期のころには、自覚症状はあまりみられません。
はじめに気づく症状は排尿回数が多くなることで、夜間にたびたびトイレに起きたりします(夜間尿)。
これは、尿細管のはたらきが悪くなって尿を濃縮する力が低下したためで、水分の排泄はむしろ増えるからです。
腎不全がかなり進行してくると、尿毒症(末期腎不全)としての症状が出てきます。
尿毒症とは、尿として排泄されるべき物質が体内に蓄積し、毒性を示すという意味です。
これは腎機能が極度に低下している状態です。
これまで腎臓で処置され、排泄された物質(尿毒症物質)が体内にとどまって、全身臓器にさまざまな症状が現れてきます。
症状としては、だるさ、無気力、頭痛や吐き気、嘔吐、食欲低下、下痢のほか、さらに重症となると幻覚、けいれん、昏睡などもみられます。
ナトリウムや水の排泄が悪くなるために、高血圧も起こってきます。
また、腎臓からのカリウムの排泄も悪くなり、血液中にもカリウムがたまります。
カリウムは心臓のリズムの調節に、重要なはたらきをしています。
高カリウム血症になると、種々の不整脈が起こってきます。
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